平成10年度日本音響学会九州支部事業計画

平成10年4月3日承認

平成10年度事業計画の概要:

日本音響学会九州支部の設立初年度として、将来の支部活動に資する 事業に基礎を築くことを主たる目標に平成10年度の事業計画を立案 しました。この計画を着実に今後の支部活動の活性化に結びつけるた めにも、着実に事業計画を実行に結びつけたいと考えています。

  1. 学生のための講演・研究発表会の開催

    目的 一般的な学部教育においては、十分な音響分野の講義がな く、これを充当するとともに、学生に明確なモティベーションを持た せるための概論的集中セミナーと、大学院生を中心とした学生による 研究発表により、学生の音響学に対する興味を喚起する。
     
    概要 8月から12月までの期間で、1泊2日の日程(1日目の午後から 2日目の午前まで)で、公的研修機関を利用して、泊り込みで開催。 宿泊費食費は自己負担とするが、参加費および発表予稿は無料とする。 学生による発表は、完成されたものだけでなく、現在研究を行って いる途中経過のようなものや、質問を投げかけるようなものも 発表の対象として想定する。
    • 第1日目
    • 13:00〜15:00 開会、教官による解説講演(2件)
    • 15:20〜17:00 学生研究発表 I (発表質疑1件20分) 5件
    • 17:00〜19:30 夕食、入浴等
    • 20:00〜21:40 学生研究発表 II 5件
    • 第2日目
    • 7:00〜8:30 朝食、出発準備
    • 9:00〜11:00 学生研究発表 III 6件
    • 11:00〜11:20 閉会
    • 11:30 解散(ただし、OPTIONで登山等を計画)
     

  2. ネットワーク(HOME PAGE)における各種論文や活動内容の公表

    目的 九州支部内で活動されているメンバー相互の情報交換を促進すると ともに、九州支部での学会活動のいっそうの活性化、さらに研究機関 間での交流促進を目的とする。
    概要 WEB/FTPサイト等の活用により、大学研究室における卒業論文、修 士論文、博士論文等や企業における研究発表の概要広報と、関連し た実験音等のオンライン・デモンストレーションを実現する。
    実施方法 九州支部ホームページを作成し、これから各研究グループの ホームページへのリンクをはることにより実現する。各研究 グループのホームページの内容に関しては、各研究グループ の責任において自主的に管理していただく。
    具体的例 支部のホームページへ
     
  3. ネットワークを利用した共同研究環境の整備

    目的 ソフトウェアツールの共通化による研究環境、知的資産の 共有化と効率的な研究環境の構築や、会員のためのメーリングリストの 整備等により、ネットワークを利用した共同研究の可能性を模索 する。
    年度計画 単年度での完成は困難であり、継続的な環境整備のための 活動が必要である。当面メーリングリスト等の整備と合わせ、 データフォーマットとソフトウェアツールの選定を進める。
     
  4. 支部主催・共催講演会の開催および音響学会各種研究会・各種会議開催に対する支援

    目的 支部主催・共催の講演会を企画し、開催する。また、定期/不定期の研究会 開催や、大規模会議開催に際しての協力体制を確立する。ホスト校からの個 別的依頼ではなく、支部としての取り組みを検討する。
    年度計画 継続的な活動が必要であるが、当面今年度支部内において 開催予定の各種研究会への財政的援助を含めた支援を行う。また、 支部主催・共催の講演会に関しては、財政面を考慮し、開催に向け 努力する。
    将来計画 将来的に、「音響学会九州支部研究発表会」の開催も視野に入れて 検討を行なう。
     
  5. 他学会九州支部との連携の模索

    目的 支部域内における他学会九州支部での研究発表会へ、 音響学会の会員資格での参加を可能にすることにより、 学生会員の募集を容易にするなど、会員増を進める。
    年度計画 例えば、電気関係学会九州支部連合大会や機械学会R&D発表会等への 音響学会員としての参加のために働きかける。

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